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【特集】 ハナビラタケ

原料流通量100tを堅持!
アガリクス騒動後、厳しい市況がつづくキノコ健康食品市場で、緩やかな成長を見せているハナビラタケ。約十年前に人工栽培ができるようになり、05年にテレビ番組で紹介されたことをきっかけに認知度が拡大した。健康食品では、きのこ種菌メーカーをはじめユニチカなど大手メーカーの参入も相次いでおり、現在、総生産量は100tを超えているとみられる。おいしさと栄養価の高さで、生鮮・外食分野の原料への引き合いも増加傾向にあり、今後の市場拡大に期待を寄せる企業は多い。機能性研究では、従来の免疫関連に加え、血糖値上昇抑制、血圧低下、抗酸化、コラーゲン産生向上、美白作用や脳卒中に関する有用性など数多くのデータが報告されている。各社とも他のキノコとの差別化や独自性を出すため、含有成分や機能性の研究、臨床試験の実施――などを積極的に進めており、市場活性化に向けた動きも目立ってきている。

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