協和発酵バイオ主催「グルタチオン学術研究会第2 回懇談会」が先月、都内で開催され、4 人の演者が講演した。同懇談会は、グルタチオンの新知見や研究成果を発表する場として発足。昨年4月に第1 回懇談会が開催されている。
総合司会を務めた山形大学大学院医学系研究科教授の藤井順逸氏は冒頭、発見から100年を超える歴史があるグルタチオンで「新しいことが見つかってきている」と話し、その重要性が「一層高まっている」と指摘した。協和発酵バイオ・ヘルスケア商品開発センターの森田匡彦氏は、「グルタチオン経口投与による消化管代謝動態と特徴的アミノ酸プロファイル」と題して講演。グルタチオンを補うことは「生体恒常性維持に重要と考えられる」とした。