有機野菜や自然食品などの宅配事業に取り組むオイシックスドット大地㈱。同社は先月1日、オイシックス㈱と㈱大地を守る会が合併して発足した。有機野菜の宅配最大手となる同社代表取締役会長の藤田和芳氏に話を聞いた。
ー日本のオーガニック市場について
市場はゆるやかに伸びていると思います。我々の会員数も順調に伸びています。国内市場は約1,400億円ですが、欧米の市場規模や伸び率、人口比から考えれば日本も1 兆円まで伸びる可能性はあります。
ー市場拡大のための課題は
高額というイメージが前面に出ている現状が見受けられます。消費者に対して“なぜ高額なのか”というストーリ性をうまく伝えられてないのかもしれません。また有機認証制度の課題もあります。
国内で有機の生産者は厳密にいうと0.4%と少ないです。生産者側は、オーガニックに取り組もうとしても法律で縛られます。なぜならば化学肥料や農薬を3 年間使用しない実績があって、初めて有機と名乗って良い法律だからです。この3 年間は、害虫や病気に悩まされます。
ー有機農業の原点
ー情報発信
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