ウコン市場、250億円を突破
抗酸化、ダイエット切り口に新市場開拓へ
ウコン市場が250億円を突破した。「ウコンの力」(ハウス食品㈱)が市場を大きく底上げ、ダイエット効果、抗酸化作用、抗アレルギー作用の解明を背景に、通年型商材としての新市場開拓も急ピッチで進んでいる。一般食品や医家向け商品、女性層開拓を狙った更年期・冷え性対応商品の開発も活発だ。それに伴い、原料サプライヤーでは、有機JAS原料、テドラヒドロクルクミン、新種ウコンなどの提案を強化。漢方原料サプライヤーでは、漢方処方に基づいたプレミックス品を上市するなど、差別化原料を提案している。「肝機能改善」「アルコール対応」をメインの訴求ポイントに、販路を問わない定番商品として成長を続けるウコン。“新機能解明による用途拡大”をキーワードに300億円市場も見えてきた。