現代西洋医療に補完・代替医療を取り入れた統合医療を推進する動きが本格化してきた。今月18日から2日間、パシフィコ横浜で開催された「統合医療展2006」(主催・CMPジャパン㈱)の併設セミナー、昨年11月に「統合医療検討委員会」を設置した�新宿区医師会が「(統合医療の検討を)医師会の活動として本格的に取り組んでいく」などと意気込みを語った。医師会主導のもとビタミン・ミネラル、健康食品など補完・代替医療を取り込んだ統合医療を検証し、情報提供していくという。統合医療展の会場で、医療機関専用の健康食品や美容医療関連機器など医家向け商材・サービスが多数展示され注目を集めた。近い将来の混合診療の全面解禁をにらみ、医療・健康関連産業が活発な動きをみせるが、医師会が本腰を入れ始めたことで、統合医療の流れが一気に加速する可能性もある。