核酸市場、300億円超
健食、化粧品等多用途で活躍

　機能性素材として核酸（NucleicAcid）市場が安定推移している。有用性の報告も数多くあり、すでに新
陳代謝促進や抗酸化、免疫増強、脂質代謝改善などが認知されている。
　一般の認知度は、生体関連高分子としての解説が必要となる点と、訴求内容が“アンチエイジング”という切り口で一括りにできない点などから、宣伝講習販売やネットワークビジネス、訪問販売など、商品説明を要する販路での人気が高い。
　市場規模は微増の300億円程度で推移。今年開催された核酸・核タンパク機能性研究会では、ペット健食や運動能力向上などの研究報告に加え、電子材料や光材料、DNA結合性有害物質除去素材などへの応用も示されている。