消費者ニーズは、“分散傾向”広がる

　毎年数多くの商材が市場に流通するダイエット食品。消費者は、ダイエットの知識、情報を豊富に持ち、個々の体質、生活サイクルにあった商材を選ぶようになった。ニーズは、これまでの“一極集中”から“分散”傾向にある。
　市場全体は、TV規制や表示規制などを背景に、苦戦を強いられているものの、各社、こうした環境を踏まえた上で、機能性の充実、安全・安心のアピール、ネットと融合した商品プロモーション―― など、独自の販売戦略を打ち出している。
　また、ここ数年マーケット全体を牽引する食事代替品は、来春の「特定健診制度」を前に、ドリンク、スープのみならず、咀嚼感を高めたものや、デザートタイプなど、商品ラインアップを拡充。企業格差が生じ始めているなか、生き残りを掛けた熾烈な戦いが繰り広げられている。