規制改革推進会議の医療・介護ワーキンググループ(WG)が先月20日に非公開で開催され、出席した厚生労働省が、「食薬区分」の運用を条件付きで見直す方向性を示した。
WGでは、食薬区分の「医薬品リスト」収載成分が一律に機能性表示食品の対象外となることを問題視し、食薬区分の運用見直しの検討に着手。この日の会合では健康食品産業協議会とバイオインダストリー協会が規制改革要望を行った。行政からは消費者庁と厚生労働省が参加した。
規制改革推進室によると、参加した産業界2 団体の要望はフォーカスした点が異なる。産業協議会では、医薬品リストのうち、一定要件を満たすものを食品の関与成分にできる「例外規定の制定」のほか、食薬区分確認申請に関する厚労省への「事前相談窓口の設置」などを要望した。バイオインダストリー協会は、医薬品リスト成分を含む生鮮食料品の機能性表示食品への届出を可能とする仕組みを要求……
ウェブ上では一部を公開しています。全文は紙面(2017年12月6日発行・1633号)で