総務省統計局がまとめた2017年10月分の家計調査報告で、サプリメント支出が12%減と2ケタのマイナスとなった。1~10月累計は前年同期比4.5%減。これまでサプリ支出を牽引していた高齢者無職世帯の支出が不安定になっている。
サプリメント形状の健康食品を対象とする「健康保持用摂取品」の10月の支出額は1129円で、前年同月比は11.7%減。2ケタ減は今年2回目となった。世帯類型別にみると、高齢者を中心とする無職世帯が19.6%減と大きく減少した。
サプリ支出の1~10月トータルは1万2324円で、前年同期比は4.5%減。2ケタ増が複数回あった2016年の反動もあり、今年は伸び悩んでいる。
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