高知県東京事務所(東京都千代田区、☎03-3501-5541)は5日、メディア情報交換会を開催、日本文化遺産に指定された「ゆずロード」で産業振興を強化することを明らかにした。
高知県では、今年が大政奉還150年、来年が明治維新150年を迎えることから、歴史・食・自然を体感する「志国高知・幕末維新博」を展開。高知県観光振興部部長の伊藤博明氏は冒頭、4月に日本文化遺産に登録された「南国土佐・中藝地域の景観と食文化」に言及。高知県は、日本一の生姜に加え、ゆずも年間2万トン中、50%を生産。「すでにフランスなど欧州やシンガポールなどに輸出しており、伸長している」とし、日本文化遺産の森林鉄道に広がるゆずの畑を「ゆずロード」としてアピールしていくと語った。
アンテナショップの売れ筋には、「ゆずガリ」(坂田信夫商店)などがランクイン。今後、果実酢など各種新商品もアピールしていく。