台湾の最高行政機関である中華民国行政院では、2007年より台湾国内の病院と提携し、医療を中心とするヘルスケアサービスをグローバルに展開する構想(メディカル・ツーリズム構想)の実現に向け、動き始めている。同国では、世界的な医療観光のマーケットを総価格7,000億円強と試算し、2010年には世界各地で4,000万回の医療トリップが行われると予測している。
中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)では、3月18,19日にパシフィコ横浜で開催される「統合医療展2008」で、海外からの患者ニーズの受け入れに積極的な病医院を集めて①肝臓移植、②頭蓋顎顔面手術、③心臓血管外科手術など、競争力のある医療サービスの訴求を行い、日本マーケットの開拓を図っていく構えだ。