大濱議長「健康食品新法(案)」提案
健康食品の表示問題などを考える「エグゼクティブ会議」の初会合が先月29日、都内の学士会館で開かれ、100社140人が参加した。同会議議長の大濱宏文氏は、新法議論の叩き台となる草案を示し、薬事法の規制で、欧米の機能表示制度などから取り残されている日本の実情を説明。本来、薬事法は医薬品、医薬部外品などに関する法律で、「食品を除く」とした旧薬事法を改正し、運用拡大を図っている状況を紹介した。その上で、安全性や有用性情報を提供できる消費者保護を基本とする規律性の高い新法制定の必要性を訴えた。