医薬品にはできない、食品の長所を生かした「免疫」表示を―― FFD協会代表理事で㈱TTC代表取締役社長の山本哲郎氏は、国民の健康のため、適切な免疫表示の必要性を主張する。同氏は、「病気のなる木」を提唱。免疫表示の実現に向けて産業界を挙げた取り組みが必要と強調する。同氏に話を聞いた。
腸管免疫は、食品を食べることで活性化される。木に例えると、「免疫」は根の部分。このほか「内分泌」「精神・神経」という根がある。心と体と免疫は一体化している。地中の「栄養」によってこれらの根のバランスをとることで、正のスパイラルが生じ、生体の恒常性が維持される。
これが崩れると、枝葉が病気になる。この図式を「病気のなる木」として発表した。病気になる前の「免疫」にアプローチできるのは食品であり、医薬品にはできない。今の医薬品は、根の部分ではなく……
ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1636号/2018年1月17日号」に掲載しています。
制度を後退させないためにも、業界としてあるべき姿を考えていかないといけない時期に来ている。免疫表示の実現に向けて、業界としても働きかけが必要だ。(続く)
記事全文は「健康産業新聞 1636号/2018年1月17日号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら
<関連記事>
・食品3月期決算、健康・機能性食品も貢献 18社中16社が増益、12社が2ケタ増に
・医薬品リストの機能性表示、「検討を予定」
・【話題追跡】消費者庁、機能性表示食品の「臨床試験」を検証
・セミナーレポート「健康被害の申出、その時どうする―厚労省が対応強化へ、消費者サイドとあるべき対応を探る―」JADMA サプリ塾