第3回目となる「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2018」(経済産業省)が都内で開催された。同コンテストは、これまで新たなヘルスケアビジネスを継続的に発展させる基盤構築を目的として、社会的課題の解決に挑戦している優れた企業を表彰し、ビジネスマッチングも行ってきた。今年も、72件の応募から書類選考、プレゼン審査を通過した 5社のファイナリストが公開プレゼンテーションを行った。 尿から栄養の過不足を評価するパーソナル検査とテーラーメイドサプリメントサービス((株)ユカシカド)や、再発率30パーセントと言われる脳梗塞再発予防のWEBサービス((株)PREVENT)などの斬新なビジネスモデルが紹介された。
最終審査で、バーチャルリアリティ&人工知能技術を活用したDual Task型運動リハビリテーション治療機器((株)mediVR)がグランプリに選定された。理学療法士の施術を定量化し、より効果的な治療をすることができるという。
経済産業省商務・サービスグループ政策統括調整官江崎禎英氏は、「日本の素晴らしい技術を定量化し、見える化し、上手に発信し世界のニーズに応えていくことが重要」と述べた。
また、同コンテストは、「データヘルス・予防サービス見本市2017」(厚生労働省)と併催された。
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