マルハニチロ㈱(東京都江東区)は10日、「2018年春季新商品発表会見」を開き、家庭用冷凍食品・加工食品・チルド食品、業務用食品、メディケア食品など、計66品を発表した。
“生涯健康計画”をテーマに商品開発を進める同社では、家庭用加工食品の缶詰カテゴリーでは、『減塩さば水煮N』『減塩さばみそ煮N』の機能性表示食品2品を発表。いずれも中性脂肪対策商品として受理されたもので、DHA・EPAを860mg含有する。
また、家庭用加工食品のすりみ食品カテゴリーでは、コラーゲン含有ミネラル複合体『プロテタイト』を採用、『おさかなソーセージ』(14g×4本・税抜150円)を上市する。添加物不使用で栄養機能食品(カルシウム)として製品化、サンリオの人気キャラクター「ぐでたま」とのコラボ商品として展開していく。
新商品発表会の冒頭には、伊藤滋社長が登壇。「企業ブランドの価値を高めるべく、生涯健康計画とサステイナブルな水産物の活用を進め、本物・安心・健康をテーマに商品開発を進めていく。今期売上目標は9,000億円を目指す」とした。また、代表取締役・専務執行役員の米岡潤一郎氏は、「新商品の売上目標は64億円9千万円。オリンピック開催に向けて、冷凍食品は成長が見込まれる。海のエコラベル“MSC認証”(海洋管理協議会)を受けた魚を原材料に、持続可能な海洋資源を活用した商品開発に取り組む」とした。
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