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日本ケロッグ、スーパー大麦「バーリーマックス」を使用した“進化系シリアル”を発売 -55周年「腸コラボ企画」も- 発表会レポート

日本ケロッグは2月1日、小麦ブランとスーパー大麦の相乗効果をねらった“進化系シリアル”「オールブラン プレミアム」(300g、税別618円)を発売。都内で発表会を開催した。

日本ケロッグ、スーパー大麦「バーリーマックス」を使用した“進化系シリアル”を発売 -55周年「腸コラボ企画」も発表-

進化系たる所以は“相乗効果”

「オールブランプレミアム」は、オールブランシリーズで同社が従来から採用する小麦ブランに、スーパー大麦「バーリーマックス®」をプラスしたシリアル。バーリーマックスは、β-グルカン、レジスタントスターチ、フルクタンという発酵速度が異なる3種の食物繊維を含むため、腸の入り口から腸内細菌が多く生息する腸の奥まで段階的に届くのが特徴だ。水分を吸収し大きく膨らみながら腸の奥まで届く不溶性食物繊維が多く含まれる小麦ブランと合わせて食べることの相乗効果で、より腸内環境の改善が期待できるという。1食分(50g)で、6.4gの食物繊維を摂取することが可能としている。

“進化系シリアル”「オールブラン プレミアム」

スーパー大麦の特徴あるにおいを抑えるために研究を重ねた。“甘さは控えめ。固い外皮からくるザクザク感とドライフルーツの触感を楽しんでほしい”とのこと

小麦ブランとスーパー大麦の相乗効果をねらった“進化系シリアル”「オールブラン プレミアム」

スーパー大麦「バーリーマックス®」

本製品のターゲットは、健康意識と情報感度が高い40~50代女性だという。

日本発売55周年の新提案。「腸コラボ企画」を発表

日本発売55周年の新提案。「腸コラボ企画

左から、ティップネス 上野和彦部長、日本ケロッグ 大谷弘子本部長、日本ケロッグ 井上ゆかり社長、カルチュア・コンビニエンス・クラブ 鎌田崇裕常務

発表会では、日本ケロッグ代表職務執行者社長 井上ゆかり氏が登壇。「シリアルを“朝食から腸食”に進化させ、ダイジェスティブウェルネス(腸の健康)をキーワードに業界のリーディングカンパニーを目指す」と、日本発売55周年となる本年の意気込みを語った。

その戦略の1つとして発表されたのが、総合フィットネスクラブを展開する(株)ティップネスと、蔦屋書店などを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)との以下のコラボ企画。腸活をテーマにしたライフスタイルの提案を目的としている。

・ティップネスとのコラボ企画「2WEEKS美腸ダイエットpowered by ケロッグ」
ティップネスの既存プログラム「1WEEKコンディショニング」に「オールブラン プレミアム」を取り入れ、運動と食によって腸のコンディショニングを行う。2月2日よりティップネス吉祥寺にて先行スタートし、順次展開(一部店舗)。

・カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)とのコラボ企画「腸活メニュー」
同社が運営するT-SITE・蔦屋書店・蔦屋家電(4店舗)にて、「オールブラン プレミアム」を使用したカフェメニューの提供や腸活をテーマにしたイベントを2月より実施。シリアルやナッツ等を自由に組み合わせてオリジナルシリアルを作ることができる「マイシリアルファクトリー」も展開する。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)とのコラボ企画「腸活メニュー」

会場に設置された「マイシリアルファクトリー」の模擬ディスプレイ

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)とのコラボ企画「腸活メニュー」

展開予定のカフェメニューの一例

大谷弘子本部長は、近年拡大成長するダイジェスティブウェルネスについて、以前はヨーグルトが中心だった腸内環境改善食品市場において、近年は腸内環境の改善や免疫力向上に寄与する素材として「MAC(腸内細菌叢の餌となる穀物由来の食物繊維)」が注目されていると市場の背景を述べた。

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