日米規制改革協議 トクホ制度の改正迫る
日米の市場参入障壁問題を協議する「日米規制改革および競争政策イニシアティブ」(旧MOSS協議)の作業部会が1~4日まで、米国ワシントンで開かれた。健康食品分野は機能性表示の導入、トクホや栄養機能食品制度の見直し、食品添加物の規制緩和などが焦点となった。7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)に合わせて、日米両首脳に報告書を提出する。国内でも議員連盟やエグゼクティブ会議で法制化議論が高まるなか、表示制度やトクホに対する批判は多い。厚生労働省に健食行政の方向転換を求める圧力が、国内外で強まっている。