口腔内には、腸内以上に多種類の微生物が生息しており、これをオーラルフローラという。腸内フローラ同様、病原微生物が存在し、様々な口腔疾患や全身への感染を引き起こすことが分かっている。著者は、生菌を前提としたプロバイオティクスが定着する中、菌株を口腔内に定着させ「抗菌ペプチド」を産生することが歯、全身の健康につながると説く。
『歯科口腔抗菌考―むし歯菌・歯周病菌・カンジダ菌の研究がもたらしたもの』
二川浩樹 著
A5版・127頁
価格・1300円(税別)
発行所:メディア株式会社 03・5684・2510