厚生労働省は先月19日、食品衛生法等の改正骨子案についての意見募集をおこなった(締め切りは2月7日)。
改正の骨子は、①広域的な食中毒事案への対策強化、②HACCPによる衛生管理の制度化、③特別の注意を必要とする成分等を含む食品による健康被害情報の収集、④国際整合的な食品用器具・容器包装の衛生規制の整備、⑤営業許可制度の見直し及び営業届出制度の創設、⑥食品のリコール情報の報告制度の創設、⑦輸入食品の安全性確保―― など。
プエラリア問題を受けた③については、厚労大臣が指定する「特別の注意を必要とする成分等」を含む食品を製造・販売する事業者に対し、健康被害情報の報告を義務づける。検討対象になる成分として、「アルカロイドやホルモン様作用成分のうち、一定以上の量の摂取により健康被害が生じるおそれのある成分等」との考えを示した。“特別の注意が必要な成分”は……
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先月16日に開催された薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会では、会合に出席した委員から、「(健康食品の被害情報は)『時間をかけて議論したのに骨子になるとこれだけ?』という印象」といった感想や、「医療関係者の協力が得られないことも想定されるので『努める』という表現は弱いのでは」といった声も……
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