行政・業界ニュース

健食ネット通販の支出トップは50代 -総務省統計局「17年 家計消費状況調査」-

総務省統計局はこのほど、「家計消費状況調査」の年間データを公表。2017年の健康食品インターネット通販支出額が前年比35%増と急伸したことがわかった。

昨年はすべての月で2ケタ増。支出額がもっとも多かったのは50代だった。「健康食品」の17年平均支出額は427円で前年比35.1%増。統計局では個別商品の売れ行きなどは調査していないが「健康食品をインターネットで購入する人が増えているのでは」(調査係)としている。世帯主の年齢階級別にみると、健康食品ネット通販の支出トップは50代で581円(前年比23%増)、に。2 位は40代で446円(同36%増)、3 位は60代で445円(同38%増)とすべての年齢階級で前年を上回った。

一方、ネット通販の17年平均支出額は1万586円(前年比24.0%増)。すべての品目がプラスだったという。ネット通販利用世帯割合も34.3%で前年より6.5ポイント上昇。ネット通販の利用者も過去最高となった。

健康食品以外の支出額は「飲料」(295円)、「医薬品」(91円)、「化粧品」(408円)、「書籍」(227円)などとなっている。「家計消費状況調査」は家計調査を補完するもので、対象世帯は3万世帯。15年分からサプリメント剤型を中心とした「健康食品」の調査を実施している。

本記事は「健康産業新聞 1639号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら

<関連記事>
・健食ネット通販が10ヵ月連続2ケタ増(総務省統計局発表)
・国民生活センター、消費者問題「10大項目」発表-プエラリア等の健食関連も-
・【特別号】「健康寿命延伸」「生涯現役社会」 健康食品の果たす役割は?

行政・業界ニュース

企業ニュース

特集

PAGE TOP