(一社)日本雑穀協会(東京都中央区、03-6661-7340)は、「雑穀の日」に制定されている3月9日に、日本雑穀アワード2018の金賞受賞式ならびに、初受賞企業によるプレゼンテーションを開催した。
一般食品部門では、今回が初受賞となる菊水酒造㈱の『十六穀でつくった麹あま酒』など、5社11商品が受賞。業務用食品部門では、ベストアメニティ㈱の『国内産古代米ブレンド』が受賞した。
同協会会長の倉内伸幸氏は、雑穀協会が客観的に評価した商品を市場に送り出すことは、消費者にとっての安心につながるとしたうえで、「企業の皆様にはより良い商品を出し続けてほしい」と呼びかけた。同協会代表理事で㈱はくばくの代表取締役、長澤重俊氏は「雑穀が様々なかたちで人々の生活に普及することは、健康や日本の文化を育む大きな要素となっている」と雑穀商品のさらなる充実化に期待を寄せた。
金賞受賞式に続き、初受賞企業によるプレゼンテーションが行われた。菊水酒造㈱代表取締役社長の澤大介氏は、今回受賞した商品について、「レシピは既に10年以上前にあった」と述べ、都内にある同社直営店限定で2013年より提供していたことを紹介。「おいしい」という好評の声をきっかけに生産設備を拡充、昨年2月の全国展開に至った経緯を説明した。同社営業部マーケティング室チーフの安達厚子氏は、「麹由来のすっきりした甘さ、雑穀からなる香ばしいコク、雑穀が生み出すユニークな食感を掛け合わせた今までにない新しいタイプの甘酒」と述べた。
本記事は「健康産業新聞 1640号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら