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【1面】 トクホ試験依頼減少 メタボ関連に勢い (1251号)

開発が一巡、新トクホ制度に閉塞感


食品の有効性試験を請け負う受託試験機関(CRO)で、特定保健用食品(トクホ)申請にかかわる試験依頼が低調だったことが本紙調査で明らかとなった。トクホの市場成長とは裏腹に市場の寡占化が進み、トクホ取得のメリットを見出せない企業が続出。ヘルスクレームの拡大は進まず、業界では制度に対する閉塞感も広がっている。「条件付きトクホ」などの新トクホ制度の許可件数は3年でわずか23品目と低迷。現行のヘルスクレームでのトクホ開発が一巡したことに加え、トクホの審査が年々厳しくなっていることも開発意欲を停滞させる要因となっている。新たなヘルスクレームとして期待される抗疲労トクホの誕生は来春以降へずれ込みそうだ。

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