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健康・美容素材「プロテオグリカンフォーラム」に120人

青森県主催「丸の内・プロテオグリカンフォーラム2018」が14日、都内で開催され、120人が参加した。

青森県知事・三村申吾氏01

青森県知事 三村申吾氏

健康産業新聞1640_プロテオグリカンフォーラム

青森県知事の三村申吾氏(写真)は、「弘前大発のサケ鼻軟骨由来『プロテオグリカン』の活性化は、青森県ライフ・イノベーションの中核事業。今後も健康食品・化粧品素材としてブランド力を高めていきたい」と語った。

公営財団法人21あおもり産業総合支援センターのプロテオグリカン産業クラスター戦略チームプロジェクトディレクター・医学博士の阿部馨氏は、弘前大を中心とした研究により、プロテオグリカンのエビデンスとして、(1)抗炎症作用、(2)細胞増殖促進作用、(3)軟骨再生促進作用、(4)骨代謝異常改善作用、(5)保湿作用――などが証明されている点に言及。「オール青森の産学官共同プロジェクトとして、プロテオグリカン関連バイオマテリアルをコアとした津軽圏におけるヘルス&ビューティー産業クラスターの形成・拡大を目指す」とした。

弘前大学名誉教授の中根明夫氏は、研究最前線と題し、プロテオグリカンとラクトフェリンによるコラーゲン収縮促進作用や、ブルーベリーエキスや桜の花エキスとの混合による抗糖化作用といった他素材との組み合わせ研究などを解説。

閉会挨拶を行った一丸ファルコス(株)代表取締役社長の安藤芳彦氏は、「岐阜にある弊社が青森県の産学官とともに手掛けてきたプロテオグリカンも、足かけ10年で生産規模20倍に成長した」と語り、「米国や台湾、中国、ベトナム、タイなどで許認可申請の動きや、ハラル、コーシャへの対応といった追加作業も進んでいる。今後も青森のグローバル戦略商品となるよう応援したい」と結んだ。

本記事は「健康産業新聞 1640号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら

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