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【別冊】 夏季特別号 (1253号)

官製不況 健食産業を直撃
前門の表示規制 後門の安全性規制で、企業の疲弊頂点に


 健康増進法によるTV番組規制、特商法の規制強化、4・13事務連絡による表示規制などを背景に、健康食品市場はこの2年間で1割ほどの落ち込みとなっている。製造企業から販売会社まで倒産、整理などのニュースが相次ぎ、ヒット商品の不在なども手伝って厳しい状況が続いている。こうしたなかで、経団連の規制改革要求、110社ほどに拡大したエグゼクティブ会議、100人を目指す超党派議連などの動きが活発化している。厚労省の規制による官製不況の色合いが濃いが、メタボ健診や治療から予防への医療制度改革の潮流、さらには高齢者人口の増加と、市場再生の客観的な環境は整いつつある。後は業界の取り組みにかかっている。チャンスは目前に。

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