大阪樟蔭大学の津川尚子教授らの研究グループは、2016年5月から1年間、20代女性43人(述べ測定人数129人)の血中ビタミンD(25-ヒドロキシビタミンD)濃度と「日焼け止め使用頻度」と「食習慣」の関係性について調査した。
その結果、日焼け止めを週3回以上使うグループの血中ビタミンD濃度の平均は、通年で厚労省の定める基準価を下回る欠乏状態であることが分かった。
津川氏は「女性は日焼け対策で日光によるビタミンD合成量が少なくなるため、鮭やキクラゲなどビタミンDを多く含む食品を意識的に食べてほしい」としている。
<関連>
・【インタビュー】ビタミンD 米国では義務化
・【健産online】機能性表示表現で免疫、血管、日焼け、持久力などはダメ?
・【特集】美肌 飲むUVケア、塗る乳酸菌など、内外美容の提案進む
本記事は「健康産業新聞 1641号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50ページ)定期購読のお申し込みはこちら