厚労省検討会が報告書取りまとめへ
「総合栄養食品」に業界の熱い視線
厚生労働省の「特別用途食品制度のあり方に関する検討会」は先月26日、検討作業を終えた。近く報告書を取りまとめる。「総合栄養食品(濃厚流動食)」を制度に位置づける一方、「低カロリー食品」などを外して枠組みを再構築する。対象食品を絞り込むことで、制度の価値を高めるのが狙いだ。今回の改正を市場拡大のチャンスととらえる健康食品企業も多い。高齢者の栄養不足に直面する医療関係者も歓迎している。それぞれの期待が交錯するなか、新たな制度は来春をめどにスタートする。