「健康茶」500億円(10%減)と苦戦
有機JAS、国産原料へのシフトが活発化
今年1月に発覚した中国のギョウザ事件以降、中国など海外産原料への依存度が高い健康茶市場にも影響は広がり、市場規模は前年比10%減の500億円で推移した。一方、2006年7月に大ヒットした杜仲茶は、ブーム収束後もメタボ対応として安定した人気を保ち、健康茶市場を牽引する商材として定着した。トクホ茶の市場拡大や大手飲料メーカーのブレンド茶商品の相次ぐ投入など、機能性と美味しさを兼ね備えた健康茶の潜在的なニーズは依然として高い。ファミリーレストランや居酒屋など外食チェーンでの健康茶の導入も加速しており、市場の裾野の拡大が進んでいる。