(株)常磐植物化学研究所(東京都中央区、03-5200-1251)は、一般食品市場に向けて、漢方処方を元に開発した機能性食品原料「和漢植物複合エキス(TWシリーズ)」の供給を本格化する。すでに、大手食品・菓子メーカーでの採用が決定しており、チョコ・スープ・茶製品などの配合商品が相次いで上市されている。漢方処方を応用することで体感性を向上させた植物複合エキスであることに加え、サプリメント、ドリンクから一般食品、菓子類まで、さまざまなジャンルに応用可能な汎用性の高さがアドバンテージとなっているようだ。
「和漢植物複合エキス」は、ベースとなる漢方処方を漢方専門家の監修の下で食薬区分の食区分に適合する生薬のみで構成し、複合抽出した混合エキス。“気血水”の原理を用いて訴求に合わせ処方を設計したのが最大の特徴。現在シリーズは、冷え対応の『TW-TU』、腹部の張りを解消する『TW-D1』、肌荒れ・むくみ対応の『TW-SE1』、不眠対策・抗不安を訴求する『TW-SS』の4 アイテム。『TW-TU』はベニバナ、ミツカトウ、アサ種子、ハッカなど、『TW-D1』はショウガ、オタネニンジン、シナモンなどを処方している。
同社では今後、各アイテムでの体感性モニター試験を実施するほか、市場・ユーザーニーズに対応すべく、アイテム拡充を図っていく計画だ。
本記事は「健康産業新聞 1644号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
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