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大手のM&A加速、コスト・販売力強化へ

成長見込める「健康」事業に軸足


明治製菓と明治乳業は11日、来年4月1日に共同持ち株会社・明治ホールディングスを設立、経営統合を行うと発表した。経営統合によって両社の持つブランド力や研究開発力、技術力、マーケティング力などの経営資源を最大限に活用。「今後成長の見込める健康事業に注力する」とし、経営の新たな軸に育てることを明らかにした。ここ数年、少子高齢化や医療費抑制で市場が低迷する食品・製薬業界では、大手企業を中心にM&A(企業合併・買収)や業務提携の動きが活発化。健食業界でも上場企業を中心に成長が見込まれる健食市場での基盤強化と拡充を図るため、こうした動きが加速している。一方、原材料・原油の高騰による加工費や物流費のコスト負担増が企業利益を圧迫する中、原材料の共同調達や共同販売などを目的とした業務提携や事業提携を行う企業も。さらに官製不況の影響から、事業提携で販売面での連携強化を模索する動きも出ている。

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