日本通信販売協会が25日発表した調査結果で、機能性表示食品の認知度は6割となり、このうち2割に摂取経験があることが分かった。調査は3月に20~79歳男女を対象に実施、5611人の回答をまとめた。3月15日の「機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会」で調査結果の概要を報告している。
最近1年以内にサプリメントを摂取したのは約4割。利用者の6割がほとんど毎日摂取していた。利用したのは「ビタミン・ミネラル類」が64%でダントツ。今後摂取したい成分は「コラーゲン」が1位で、「乳酸菌」、「ビタミンC」、「DHA」、「ヒアルロン酸」などと続く。購入場所は「薬局・ドラッグストア」が46%で最多、次いで「インターネット通販」の41%となった。
機能性表示食品制度の認知度は、「内容まで知っている」(12%)と「名前は知っているが内容は知らない」(51%)の合計は6割強。このうち21%に機能性表示食品の購入経験があった。サプリユーザーは3割が機能性表示食品を購入していた。
機能性表示食品を購入したことのある764人にその種類をきいたところ、「茶系飲料」が54%でトップ。「サプリメント」が49%、「ヨーグルト」が45%などと続く。ジャンル別では生活習慣病対応と整腸が上位に挙がった。