東京大学大学院農学生命科学研究科の染谷慎一氏らの研究班は、老化機構に関与するのは活性酸素や酸化ストレスではなく、アポトーシス(細胞死)であることを示す研究成果をまとめた。15日発行の米科学誌「サイエンス」に掲載された。 老化の分子メカニズムはこれまで不明だったが、活性酸素による細胞障害が老化に関与するという説が有力だった。これに対し、研究班では、今回の研究成果が「これまで有力な老化機構とされてきた“フリーラジカル障害による老化説”を否定するものである」としている。
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東大・染谷氏ら、「活性酸素は老化に関与しない」
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