歩行能力を改善する旨で受理された機能性表示食品で、薬機法の観点から表示への疑義が指摘され、届出取り下げが相次ぐ事態になっている。
11月21日につうはん本舗の「HMB forシニア」(C422)とシーナコーポレーションの「アルケルトEX」(D72)、同27日にワダカルシウム製薬の「アルークHMB」(D65)、12月4日に佐藤園の「HMBチャージ」(C440)の届出が取り下げられた。問題となったのは、届出表示のうち「歩行能力の改善」という部分。厚生労働省の監視指導・麻薬対策課が、薬機法に抵触する恐れがある広告があるとして、消費者庁に情報提供した。監視指導・麻薬対策課では、「総合的に判断した」と話している。情報提供を受けた消費者庁が事業者に自主的な判断を促し、届出の取り下げが始まっている。(健康産業速報12月11日号に全文)