化粧品・医薬品・食品などの安全性や有用性など、皮膚に特化した受託試験を行うニコダームリサーチ(大阪市中央区)は、フランスのCTI-BIOTECH社と提携、15日に仏・リヨン市庁舎で調印式を執り行った。
CTI社は、成人由来の幹細胞を使って人工肝臓組織を作り上げた医薬系のベンチャー企業。これまでに肝臓、腎臓、神経、骨、血液、免疫、血管、皮膚、角膜など数多くのヒト組織の再構築技術を開発している。同社との提携により、主にヒト皮膚組織を用いたex vivo評価ができ、経皮吸収性試験や毛包を用いた試験など、日本のラボでは実施困難だった試験が受託可能になるという。
調印式には、リヨン市長および在仏日本大使らが列席。調印式後、CTI社で開所式が行われ、メイジュー市長らが参加した。