ヘッドラインニュース

骨粗鬆症薬とサプリメント、「飲み合わせに注意」

 (財)医療経済研究・社会保険福祉協会が主催する「第5回健康食品フォーラム」が13日、都内で開催され、約320人が参加した。神奈川県立保健福祉大学教授の中村丁次氏に続いて登壇した医薬情報研究所エス・アイ・シーの堀美智子氏は、サプリメントと医薬品の相互作用について解説。実際にあった事例として、薬剤を服用中の骨粗鬆症患者がカルシウムを補給する場合の注意点を挙げた。同氏は、骨粗鬆症薬の「活性型ビタミンD3」と「ビスフォスフォネイト系薬剤」は、それぞれCaの吸収増大と吸収抑制という正反対の作用があることを説明。前者を服用中の患者がCaを多く摂取すると高カルシウム血症のおそれがあり、後者を服用する患者のCa摂取量が少ないと低カルシウム血症の可能性があるという。堀氏は、同じ疾病でも服用中の薬剤がある場合、サプリメント利用で異なった注意が必要だとした。

関連記事

  1. インデナ、植物種同定で戦略的提携
  2. 議連・健食問題研究会 地域経済活性化で意見交換 長勢前法相も出席…
  3. ILSI国際会議、カプサイシンの肥満予防効果を報告
  4. 国立栄研、健食情報サイトに新規素材追加 計324成分に
  5. 「健食被害検討会」発足へ 年内にも初会合 状況に応じ商品名公開
  6. 景表法の排除命令、7%減も依然高水準
  7. ウコン市場、350億円に ドリンク2強が市場牽引
  8. 10月3~5日「食品開発展」 開催概要決定