国民生活センターは16日、健康食品等の通販でお試しのつもりが定期購入になるトラブル相談が収まらないことから、消費者に再度の注意喚起を行った。また事業者に改善を求めるとともに、消費者庁に対し、法違反行為への厳正な執行を要望した。
16年度の定期購入トラブルは1万4314件で、11年度の27.5倍に激増。国センでは昨年6月に注意喚起を行っているが、今年度に入っても収まる気配がなく、4~10月の相談件数は7814件で、前年同期比1.9%増となっている。このうち健康食品は4602件で、ダイエット系、バストアップ系、筋力増強系のサプリメントが用いられている。