米国では抗酸化力の高い“スーパーフルーツ”を使用した製品が一大マーケットを形成している。人気の背景には「Antioxidant(抗酸化)」に表される健康志向とナチュラル志向、最終製品への機能性表示が可能な点などが挙げられる。一方日本では、薬事法による表示規制から、米国のようにORACやAntioxidantの表示はできないが、フルーツ由来の健康イメージを武器に果汁原料や機能性素材としてサプリメントでの利用が広がり、着実に需要を伸ばしている。
本稿では、スーパーフルーツ素材の市場動向と製品開発動向を中心にみていく。
●米国のスーパーフルーツ市場
●国内のスーパーフルーツ市場
≪各社が提案するスーパーフルーツ素材≫
・アセロラ
徹底した品質管理に定評
ニチレイスーコ
・アムラ
美容・アンチエイジング素材として需要が増加
太陽化学
血流改善・美容製品へ提案
日本新薬・機能食品カンパニー
・アサイー
“抗酸化”、“エナジー”、“美容”を訴求
Diana Naturals社
・マキベリー
眼病予防、育毛、肌の光老化抑制など新機能確認
オリザ油化
・カシス
抗ウイルス+骨粗鬆症効果を確認
タマ生化学
・マンゴスチン
高い抗糖化活性を有する果物の女王
日本新薬・機能食品カンパニー
・カクタスフルーツ
抗酸化、むくみ対策素材として提案
ネキシラ
・フルーツ混合物
ダイエット効果のある柑橘系フルーツ
セティ
ビニトロックスをスポーツフード向けに提案
ネキシラ
果実および野菜由来の機能性素材を多数紹介
Diana Naturals社